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Q1 |
このサイトを通して皆さんに伝えたいことを簡単にどうぞ。 |
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私たちの住む日本は、先人の方たちのおかげで今も平和です。そして、平和だからこそ今日のような社会経済基盤を築くことができました。しかし、平和や安全は何もしなくて得られるものではないと感じます。それは市民ひとりひとりが平和の営みを続けているから平和が維持されていると思います。国際交流、国際協力は、平和活動の原点です。納税などによる間接的な平和貢献と同様にして、直接的にできること。日本人には、まだまだできることがたくさんありそうです。
人心荒廃の進む日本と国家予算の約40%を治安関係に費やすカンボジア。同じ戦争という悲惨な過去の反省持ち、それぞれに今の課題を抱えながら平和を願う市民として、私たちは小さな想いを大きな助け合いの活動にしていくことができればと願っています。
私たちはこの活動を通じて、カンボジア人から多くのことを学びます。日本人の忘れかけている家族愛や誇り、そして正しく生きていくことの執着心。できる時に、できる範囲で行うことは、日本人と日本の平和のためでもあります。このサイトをご覧頂いているみなさんが、この瞬間だけでも温かい気持ちになっていただきましたら幸いです。 |
Q2 |
「カンボジア・NGO」創設のきっかけや主な活動内容を初めとした団体の説明をお願いします。 |
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17歳以下の青少年が人口の約50%、農業従事者は人口の約80%を占めるカンボジア。街に溢れる若者達は行くあてもなく、人の行動を見ながらきょろきょろしています。会社もなく、お手本もなく、夢が描けない。そこにあるのは、生命力と行動力です。
プノンペンの街。そこに一人の青年がある日本人に声を掛けます。「にほんごをおしえてください!」ポケットから取り出した日本語で書かれた自作の教科書を見せて、ほとんど通じない日本語で話しかけてきます。この日本人は滞在中にその街角で日本語を教えることになりました。そのうち、彼らの心にあるカンボジアに脈々と流れ継ぐ仏教の生きる規範に気づかされたその日本人は、そこで日本語を教え続けることになりました。その後、私たちの日本語学校は1999年にプノンペンで設立されます。その日本人は日本語学校の校長になり、その青年はそこで主任教師になっています。
なぜ、日本語を学びたがるのか。なぜ、カンボジア人に惹きつけられるのか。お互いに崇高な理念はないように思います。ただ、日本の企業に就職したい、日本人から技術を学びたい、そのような具体的な夢をかれらは主張することができてきました。私たちは、このような交流を続けることによって、両国に平和が続くことを願い、その平和によって日本人観光客が増えること、そして日系企業がカンボジアに進出していくことを願っています。
今後、平和を営み続けることが平和維持をしていくように、私たちの活動継続が彼らの具体的な夢を現実にするようにと信じています。2002年、私たちは特定非営利活動法人となりました。また、日本語学校の生徒も約1,400名になりました。そして、カンボジアの社会経済復興に合わせて、パソコン研修、日本人向け観光ガイド研修、インターネット導入による国際的情報収集のできるステーションになってきています。
また、教育支援という観点からも、今年1月末に起きたタイの女優発言から発したプノンペンの暴動において、私たちの日本語学校から直接的に参加した生徒がいなかったことは、誠に喜ばしいことでした。
この日本語学校の運営は、日本国内をはじめ世界各国に住む日本人からの寄付金と自ら希望される日本人ボランティア先生のサポートによって行われています。
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Q3 |
どういった方が、どのような形で活動に参加しているのでしょうか? |
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私たちの仲間は、みんな本業を持つ一般の生活者です。有給専従スタッフは、カンボジア人教師18名を除いて日本人は全て無償ボランティアです。そのため、できる時に、できることを力を合わせて行う素人の集まりです。特に現地に行って日本語を教えるボランティア先生は、時間とお金がかかりますが、日本人であれば誰にでも気軽にできるものにしています。また、一般的に何かをしてみたいという気持ちをお持ちの方でも、何をしていいのか分からない方たちのために、メーリングリストにご参加いただいてじっくりとそれを見つけていただけるようにしています。中でも、身近にある古着の寄贈や寄付金などは、常時できることとして一般の方からご支援をいただいています。さらに翻訳ボランティアやホームページ更新ボランティア、ホームステイ受け入れ、小学校への国際教育での講師などとその時々に活動できるものもあります。 |
Q4 |
では、東さんが参加しようと思ったきっかけは、何だったのでしょうか? また、東さんが見たカンボジア、カンボジアの人々の魅力をお願いします。 |
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私は日本語学校設立当初の3名の内の一人でしたので、前述のように比較的その動機は明確でした。しかし、今もそうですが日本語学校の生徒が当初の20名から倍々に増加してくるたびに運営経費も増してきたので、主に運営維持のための活動をしています。ちなみに、私たちの運営の大きな特徴でもあります自立運営とは、そもそも、この日本語学校はカンボジア人の自立運営を最終的な目的としていますので、日本での公的補助金や助成金を一切活用しない方針で運営されています。そのため、会費と一般寄付金によってのみ資金調達されていますので、必然的に情報公開と広報活動に多くのエネルギーを費やすことになります。その他にも自立運営のための収益事業の研究も行っています。
カンボジアとカンボジア人の魅力につきましては、おそらくどこの国の人とも代わらないはずです。しかし、その国の歴史、伝統、宗教を研究したり、それに根付く生き方の規範を知るにつけ、日本人として尊敬できる部分があるかどうかは、個人の付き合ういわゆる人として、大きな魅力になることは間違いありません。これは、当然に日本人が、その人がどう生きていくのかも問われることです。カンボジア人の魅力は、そんな生き方を見出せない日本人を寛容に受入れてくれるやさしいクメールの笑顔の人たちです。 |
Q5 |
この紹介文をご覧になった一般の方たちも参加できるのでしょうか?その場合、どういった形で参加できるのですか? |
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もちろん、どなたでもご参加できます。私たちもいわゆる一般人ですから、特別な存在ではありません。本来なら幾らかでも寄付金のご協力をお願いしたいところですが、昨今の日本の経済状況は、私たち一般生活者にも厳しい現実を及ぼしていることを理解しています。また、本質的には寄付をした方が自らのためにならなければ意味のないことであると思います。自らのためになるとは、自らの生き方がこれらの活動に共感できて、自らが納得されて、それによりご自身とご家族が幸せで豊かになると信じられることです。そして、そのような人たちの新しい縁ができて小さくても平和と安定が保たれることになればと願っています。
一方、もっと気軽に参加のきっかけをつかんでいくとしたら、将来、カンボジアのアンコールワットやプノンペンなどへのご旅行をお考えの方には、それまでにメーリングリストなどにご参加いただいて、現地とのメール交換を通じてカンボジア人と友達になっておけば、そのときには出会いと感動のある普通の旅行と違った温かさを感じることができるのではないかと思います。 |
Q6 |
混乱が続き多くの人々が難民として近隣諸国へ脱出していた頃に比べ、現在のカンボジアは混乱もほぼ終結し復興に向けて歩んでいると一部で報道されていますが、実際のカンボジアの人々の様子や生活はどうですか? |
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世界各国の政府、国際機関やNGOなどにより多くの支援策が実施されて以来、社会経済復興が目まぐるしく進んでいます。特に日本政府は、世界各国政府の中でも最も支援予算が大きく、非常に多くの貢献をしています。このことは、私たち日本人も誇りに思えますし、私たちがカンボジアにおいても活動がしやすい大きな要因にもなっています。
そして、庶民の生活基盤の安定を占なう経済基盤の構築は、まさにこれからというところです。よくカンボジア経済をたとえて、終戦直後の昭和25年の日本の状況であるといわれますが、当時の日本も多くの国々に莫大な融資や技術支援をいただき、奇跡の復興を遂げてきました。このことは、日本人の誇りでもあり、今ある私たちの活動の原動力の証明でもあります。また、カンボジアの庶民の生活は、機械や物が自国生産できないために非常に少ないですが、あまり不自由をしている様子はありません。おそらくその社会経済構造が自然や人に関係することで成り立っていますので、同様にして私たちもそう感じる時もあります。
しかし、一方ではこうした経済成長の影に、貧富の格差や都市と農村の格差が拡大してきていることも事実です。庶民の生活はマクロ的な経済統治によって今後どのように変化していくのかを見守るしかありませんが、私たちができる日本語教育を通じた青少年の教育支援は、一人一人の心に向かって調和の取れた社会をつくる青少年たちに活かされることを願っています。 |
Q7 |
(サイトでも説明されていましたが)現地に日本語学校を実際に作り、根底から経済復興を応援しようというNGOの活動について、皆さんに簡単にご説明願えますか? |
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今も国家予算の約40%が治安関係に支出され、教育・医療などの民生部門への支出が圧迫され、歳入の約50%が外国からの援助であり、徴税能力も低い状態が続いています。一般に平和と安全にはコストがかかるといわれますが、争いにはもっと大きなコストと財産が失われます。そして、平和と信頼があるところにグローバル化された経済システムが流入していきます。この平和は軍隊による治安維持によって築かれることはありません。
教育と交流によって築かれていくものであると思います。
私たちは、日本語学校を通じて日本人との交流を促進させ、日本語教育を通じて平和と助け合いを共有していきたいと考えています。そして、日本人観光客が増加してそれぞれに正しい振る舞いができるようになることを願っています。このような基盤ができるならば、日本の技術の流入はそんなに先のことではないように感じます。私たちは向学心が旺盛で多感なカンボジアの青少年と触れ合えることで、このことを実感しています。すべての人が飢えずに健康に生きられること。倫理感覚を適切にコントロールして過剰消費を慎み、調和のとれた社会をつくりあげること。自立支援的経済復興は、日本の成功と反省を糧にしてほしいと願ってやみません。 |
Q8 |
現在1200名程の方が学ばれているそうですが、これまでの成果(実際に日本企業で活躍している等)を是非ご紹介ください。 |
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会社そのものと日本企業がほとんどないカンボジアで実際に大手日本企業で活躍している人はまだだれもいません。実態として、人口の80%が農業従事者で、残りの多くは公務員です。街中でも企業そのものもほとんど存在せず、物を売る店主や店を持たずに個人で行う商売人です。大きなレストランや店は、華僑や韓国系の人たちで占めれています。
そのような状況の中で、私たちの日本語学校では、18名の卒業生を教師として、5名を業務員として雇用しています。その他には日本の旅行代理店の現地事務所に2名、特に最近では個人で日本語塾を開業する者や商売を始めた者もたくさんいます。また、日本語を活かしてタイやベトナムなどの外国に行く者もいます。今後は、多くの生徒が希望する外国人向けの観光ガイドやパソコンに関する仕事が増加することを願っています。 |
Q9 |
日本人もボランティア活動に随分積極的(?)になってきた感がありますが、それでも「時間がない」等といった理由で躊躇している人もまだまだ大勢います。その辺りについてコメントをいただけますか? |
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国民生活白書などによりますと、日本人の4人に3人の割合で何か人のためにしたいという潜在的な助け合いの土壌があることが分かっていますが、このご意見は正直なところであると思います。このことは、日本の社会システムが忙しい人がなかなかそこから抜け出せないものになっているようにも感じます。多くの人の利益を意識している人は会社や地域などでの役柄や責任がだんだんと増えてきますし、複雑な社会になって目の前の問題が多くなってきたこともその一因ではないでしょうか。また、ある意味において忙しいということは、本質的にすでに社会や人のためになっていることが多いと思いますが、それに気づいていなかったり実感がなかったりしているのではないでしょうか。そのようなことを一度じっくりと見つめ直す機会があれば、ボランティアに替わる充実感が得られるように感じます。
私たちの仲間には、学生さんや定年されたシニア層の方、自営業などの方が比較的多いと思います。それぞれに時間の使い方が自由にこなせる人たちです。しかしながら、仲間が揃って集まるような非常に貴重な活動に合わせて、日ごろ時間のない人もいきいきと参加されてきます。このように日常の同じ費やされる時間でも、有意義な内容や目的の明確な活動である場合は、無理のない生活の一部としての活動に認識されてくるのではないでしょうか。
インターネットが普及し、だれでも多くの情報が入手できるようになり、私たちの活動もこのようにして低いコストで発信できるようになってきましたが、一方では、その目的や手段が分かりやすく伝えられているかが問われてきており、「時間がない」方でも実感のできるような活動研究が必要であると感じます。 |
Q10 |
「この活動をしていてよかった」としみじみ感じる瞬間、それはどのような時ですか? |
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さまざまな活動の一面ではたくさんあったように思いますが、それは目的を達成するためのほんの通過点でしかありません。特に教育に関する自立支援は、長い時間がかかるものと認識しています。そして、現在は孤児院などに対するカンボジア人と日本人による協働ボランティアも始まりました。その意味では、カンボジア人に「この活動をしていてよかった」と言ってもらうまでは、大切にしまっておこうと思います。 |
Q11 |
「とても感動したエピソード」たくさんあると思いますが、何かご紹介ください。 |
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私たちの感動の多くは、思いもよらない日本人によってもたらされます。今年に入って、神奈川県厚木市の女子中学生、市岡さんからピアニカを寄贈していただきました。それは、何か国際協力をしてみたいということで、使わなくなったピアニカを学校で集めるという自らの発案から始まりました。半年にも及ぶメールのやりとりがあり、学校で呼びかけのポスターを貼ったり、ご自身のその想いを人に伝えることの難しさを味わったり、想像以上のご苦労があったことがわかりました。次に出てきた問題は、出荷地までの国内輸送費でした。いろいろと検討したうえ、インターネットのバナークリックでカンボジア・NGOに寄付をするというシステムを活用することになり、技術科の先生と相談されこれもクリアーできました。現在、このピアニカは日本語学校に送られて、生徒たちが使用しています。楽器や音楽教育のないカンボジアでは、子供も大人も興味津々です。日本語学校の演奏隊が「上を向いて歩こう」を練習しています。機会がありましたら、市岡さんに聞いてもらいたいと思います。そして、そんなご苦労も知らない生徒にもこの授業をしてみたいと思います。彼女の行動力には、理事のみんなも感動いたしました。
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もうひとつは、千葉県松戸市の小金北小学校6年2組の生徒のみなさんによるノートや文房具などの寄贈です。道徳学習で一人の女の子がスピーチした「恵まれないカンボジアの子供たちに靴を贈りたい」という一言から、学級を挙げて私たちにメッセージがありました。担任の河東先生の熱意とみなさんの団結力により幾度となく壁にぶつかりながらも作業が進んでいきます。新品のノートを購入するために身近なものをフリーマーケットで販売し、資金を作りました。また、みなさんひとり一人が日本語学校の生徒にメッセージを書きました。そして、この返信は、ボランティア先生が持ち帰り6年2組のみなさんに届けられました。私たちの手違いもあり大変な活動でしたが、それぞれの持ち場で多くの人の協力により実行された手作りの活動であったと思います。いただきました貴重な文房具は、7月中旬に孤児院へ贈られます。小さな想いも大きな力になることをみなさんにも実感していただけたことと思います。 |